3 活動には「話したくなる理由」が必要である ― 私の授業・学習設計(Learning Design) ―

授業を始めて数年たった頃、私はあることに気付きました。
同じ活動でも、生徒が 「話したい」 思える理由があるだけで、教室の雰囲気は大きく変わるということです。
しかし、活動に目的を設定すれば、それだけで生徒が話したくなるわけではありません。教師が考えた活動の目的と、生徒自身が「話したい」と思う目的は、必ずしも一致しないからです。
私は、活動そのものを成立させることを目指しているのではありません。生徒一人ひとりが、「伝えたい」「知りたい」と感じ、その活動の目的を自分自身の目的としてもてるように設計することを大切にしています。
だから私は活動を考えるとき、
「どうすれば生徒自身の目的になるだろうか。」
という問いを持ち続けています。
活動そのものではなく、生徒自身の目的からコミュニケーションが自然に生まれるLearning Design を設計することを大切にしています。