英語の授業では、文法を説明してもなかなか理解できない生徒がいます。活動を取り入れても、なぜその活動をするのか分からないまま終わってしまうことがあります。
私はただ英語を教えているわけではありません。人がどのように理解し、どのように学び続けるのかを考えながら、英語を教えています。
人は、新しい知識を一つひとつ独立して覚えているわけではありません。「なるほど!」と理解できたとき、新しい知識は、それまでの知識と結び付き、自分の中で理解のネットワークを広げていきます。私は、この理解の仕組みの中で生まれる一つひとつの理解の核を育て、それらを結び付けながら、生徒一人ひとりの中に理解の地図を広げていくことを目指しています。
当サイトでは、中学校英語の授業で実際に使用している PowerPoint教材 / ワークシート / アクティビティ教材 を公開しています。しかし、私が設計しているのは教材だけではありません。教材は、生徒が理解し、考え、話し、自ら学び続けるための Learning Design(学習の流れ) の一部です。
私は教員になって以来、「どう説明すれば、生徒も自分自身も納得できる説明になるのか。」という問いを持ち続けながら授業づくりを行ってきた。中学・高校時代、私は英語がまったく理解できませんでした。だからこそ、生徒がどこでつまずき、何が分からないのかを、自分自身の経験として考え続けてきました。
その積み重ねの中で、私がたどり着いた考えがあります。人は、「なるほど!」によって理解の核を育て、それらを結び付けながら、自分自身の中に理解の地図を広げていくということです。
私は、英語の授業とは、人間が本来もっている理解の仕組みと、新しい学びとの懸け橋をつくることだと考えています。そのため、できる限り多くの文法事項を一つの概念へ統合し、一度生まれた理解の核を別の単元でも繰り返し活用しながら、生徒一人ひとりの中に理解の地図を広げていく Learning Design を目指しています。